こんにちは、管理人の「旅するパンダ」です!
埼玉県の北部に位置する深谷市といえば、新一万円札の顔、渋沢栄一の生誕の地として有名ですよね。
しかし、深谷の魅力は「青天を衝け」の舞台だけではありません。
実は、都内から移築された世にも美しい2つの洋館が、ひっそりと、しかし圧倒的な存在感を放って佇んでいるのをご存知でしょうか?
それが今回ご紹介する「誠之堂(せいしどう)」と「清風亭(せいふうてい)」です。
「名前は聞いたことがあるけれど、読み方は?」
「何がすごいの?」
「ステンドグラスが有名って本当?」
そんな疑問を解決すべく、歴史から見どころ、さらには映画のロケ地情報まで、たっぷりとお届けします!
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誠之堂・清風亭の読み方と基本情報
まず最初に確認しておきたいのが読み方です。
- 誠之堂:せいしどう
- 清風亭:せいふうてい
これら2つの建物は、もともと東京都世田谷区にあった第一銀行の保養施設でしたが、現在は埼玉県深谷市の「大寄(おおより)公民館」の敷地内に移築保存されています。
スポット情報へのリンク:
渋沢栄一が愛した「誠之堂」の歴史と建築美
誠之堂の歴史:渋沢栄一の喜寿を祝って
「誠之堂」は、1916年(大正5年)に渋沢栄一の喜寿(77歳)を祝って、第一銀行の行員たちの出資によって建てられました。
設計者は、明治・大正期の建築界をリードした田辺淳吉。イギリスの「コテージ・スタイル」を取り入れた煉瓦造りの建物は、国の重要文化財に指定されています。
誠之堂の写真とデザインの魅力
誠之堂の外観で目を引くのは、その独特な煉瓦の積み方と、煙突のデザインです。
一見すると可愛らしいお家のように見えますが、内部は格調高い応接間となっており、東洋的なモチーフと西洋建築が融合した、渋沢栄一らしい「和魂洋才」を感じさせる造りになっています。
ステンドグラスが輝く「清風亭」の見どころ
清風亭の歴史:佐々木勇之助を讃えて
隣接する「清風亭」は、1926年(大正15年)に第一銀行の当時の頭取、佐々木勇之助の古希(70歳)を祝って建てられました。
こちらはスペイン風の様式を取り入れた白壁の美しい洋館で、埼玉県指定有形文化財となっています。
本物のステンドグラスの見分け方と美しさ
清風亭の最大の見どころは、何と言ってもステンドグラスです。
「本物か偽物か?」という疑問を持つ方もいるかもしれませんが、清風亭のものは、当時の職人が1枚ずつ手作業で色ガラスを繋ぎ合わせた本物の芸術品です。
- 深谷ステンドグラスの特徴: 南欧風の明るい光が差し込むと、室内には色鮮やかな光の模様が浮かび上がります。特に「清風」という名にふさわしい、風を感じさせるような軽やかな意匠が施されています。
誠之堂のステンドグラス(深谷市公式HP)
こちらにステンドグラスの画像が記載されていますが、本物をぜひご覧ください!
【比較表】誠之堂と清風亭の違いをチェック
同じ敷地内に並ぶ2つの建物。その違いを表で分かりやすくまとめました。
| 項目 | 誠之堂(せいしどう) | 清風亭(せいふうてい) |
| 完成年 | 1916年(大正5年) | 1926年(大正15年) |
| 建築様式 | イギリス・コテージ風(煉瓦造) | スペイン風(鉄筋コンクリート造) |
| 指定区分 | 国指定重要文化財 | 埼玉県指定有形文化財 |
| お祝いの対象 | 渋沢栄一(喜寿) | 佐々木勇之助(古希) |
| 見どころ | 煉瓦の意匠、暖炉、天井装飾 | 白壁、スクラッチタイル、ステンドグラス |
深谷市ロケ地としての魅力:映画の舞台にも
この美しい洋館セットが無料で(大寄公民館の敷地内で)見られるとあって、多くのロケハンがここを訪れています。
- 映画のロケ地情報:深谷市は「映画の街」としても知られており、大正・昭和初期の雰囲気を持つ誠之堂・清風亭は、歴史映画やドラマの撮影に最適です。最近では、渋沢栄一を主人公とした『青天を衝け』に関連する番組のロケはもちろん、ノスタルジックな雰囲気を求めるミュージックビデオの撮影などにも使われています。
周辺観光:渋沢栄一の実家「中の家」と尾高惇忠生家
誠之堂を訪れたなら、車で10〜15分ほどの距離にある「渋沢栄一の原点」にも足を運んでみましょう。
渋沢栄一の実家はどこ?
渋沢栄一の生家は「旧渋沢邸 中の家(なかんち)」です。
近くには渋沢栄一記念館もあり、立派な薬医門や、渋沢栄一のアンドロイドが講義をしてくれる展示など、見どころ満載です。
尾高惇忠(おだかあつただ/じゅんちゅう)生家
渋沢栄一の従兄であり、富岡製糸場の初代場長を務めた尾高惇忠の生家も近くにあります。
渋沢栄一が多大な影響を受けた場所であり、幕末の志士たちの息吹を感じることができます。
アクセスと観光のポイント
大寄(おおより)公民館への行き方
誠之堂・清風亭は、大寄公民館の敷地内にあります。
- 住所:埼玉県深谷市起会110-1(カーナビ検索の場合は、埼玉県深谷市起会84-1)
- 関越自動車道「花園インター」付近から車で約20分。花園インター周辺には「ふかや花園プレミアム・アウトレット」もあるため、観光のセットに最適です。
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観光のレビュー・注意点
「清風亭 メニュー」と検索される方も多いですが、残念ながら建物内は展示施設であり、飲食(レストラン機能)はありません。
お食事は深谷駅周辺の「煮ぼうとう」の名店や、アウトレット内のグルメをお楽しみください。
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旅するパンダの感想
皆さん、いかがでしたでしょうか?
深谷といえば煉瓦ですが、誠之堂の温かみのある赤煉瓦と、清風亭の眩いばかりの白壁のコントラストは、写真に収めると本当に絵になります。
私「旅するパンダ」が現地を訪れた際、一番感動したのは清風亭のステンドグラスから差し込む午後3時の光でした。
大寄公民館という日常の風景の中に、突如として大正ロマンの異空間が現れるこの感覚は、実際に足を運んだ人だけが味わえる贅沢な体験です。
渋沢栄一が何を思い、この建物を愛したのか。歴史の風を感じに、ぜひ週末は深谷へ「旅」しに来てくださいね!
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